ゴム手トップグローブ、ベトナムで来年生産開始

 
　ゴム手袋製造の世界最大手であるマレーシアのトップグローブは来年、ベトナムで生産を始める。2450万米ドルを投じて同社初となるベトナム工場を建設しており、完成後はポリ塩化ビニール製のゴム手袋を年間で40億枚生産。衛生意識の向上で高まるベトナムのゴム手袋需要を取り込みたい考えだ。VNエクスプレスが22日付で伝えた。
 
　創業者のリム・ウィー・チャイ会長によれば、工場は8万平方メートルの敷地に建設。既に着工しており、来年第1四半期に稼働を開始する。
 
　トップグローブの時価総額は約30億米ドル。昨年の売上高は10億米ドルで、純利益は1億570万米ドルだった。年産能力は2017年の490億枚から18年には630億枚に増加しており、今年は833億枚に引き上げる計画。リム会長は、今後も年に工場を1〜2カ所開所していくとしており、合併・買収（M&A）も視野に入れているとしている。
 
（提供：亜州ビジネスASEAN）