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経済

2019年7月18日

コワーキングスペースのウィーワーク、21階建てCBDビルに入居へ

 
 コワーキングスペース大手の米ウィーワークは、中央商業地区(CBD)にある21階建てオフィスビル「21コリアー・キー」をキャピタランド・コマーシャル・トラスト(CCT)から賃借する。延べ床面積20万平方フィート(約1万8,580平方メートル)の建物で、ウィーワークは2021年第2四半期から20フロアを使用する。
 
 現在入居している香港上海銀行は20年4月に賃貸契約が切れるため、ここがウィーワークがシンガポールで運営する最大の施設になる。CCTはウィーワークに貸すまでの間、4,500万Sドル(約35億7,615万円)を投じ内部を改装する。
 
 不動産サービスのコリアーズによれば、CBDにあるオフィスの4%はコワーキング用と、近年コワーキングスペースの利用は急増。CBDでオフィスビルがまるごと市場に出るのは珍しく、ウィーワークは社名をビル正面に掲げることができる。
 
 ウィーワークは創業して10年もたたずして、28カ国に進出。しかし、収入が短期契約、借り入れは長期というビジネスモデルのため、経営は赤字だ。

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