6月のプロトン車販売2割増、シェアが4年ぶり高水準

 
　DRBハイコム傘下の国産車メーカーであるプロトンは2日、2019年6月の販売台数が前年同月比23％増の7615台だったと発表した。市場シェアは18.1％に上り、15年7月以降で最高。18年末に発売した同社初のスポーツ多目的車（SUV）「X70」の売れ行きが良く、年初から販売好調が続いている。
 
　同社は6月の国内市場が31％減の4万2090台に縮小したと推定。ラマダン（断食月）明け大祭の後は例年、販売が落ち込むうえ、比較対象となる前年同月にGST（消費税）の廃止で販売が急伸していた反動減があった。こうした中でも同社は販売を伸ばし、3カ月連続で国内シェア2位を確保。1〜6月のシェアは14.7％に上り、18年通期の10.8％から上昇した。
 
　1〜6月は販売台数が前年同期比で61％増加。好調のX70は納車台数が1万5175台に上った。小型セダン「サガ」も伸びており、納車台数は27％増を記録。マイナーチェンジした小型ハッチバック「アイリス」や多目的車（MPV）「イグゾラ」、小型セダン「ペルソナ」は、予約台数がそれぞれ180％増、135％増108％増と、いずれも2倍以上に拡大した。
 
（提供：亜州ビジネスASEAN）