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経済
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2019年7月2日

住友生命、新進保険会社のシンガポール・ライフに25%出資

 
 住友生命保険は、シンガポールで1970年以来となる生命保険業の免許を取得し、2017年に営業を開始したシンガポール・ライフに対し、9,000万米ドル(約100億円、発行済株式の約25%)を出資した。シンガポール・ライフは、先進的なデジタル技術を活用し、複雑な保険商品を分かりやすく容易に提供することで、業界に変革をもたらすことを目指す生保会社。
 
 創業者で最高経営責任者のウォルター・ドウーデ氏は「数千の金融商品、サービスが提供されているが、どれも統合されておらず、スマホをまず利用する生活スタイルに合っていない。わが社はこうしたニーズに対応する」と語った。
 
 住友生命の出資でシンガポール・ライフが得た資金は計1億5,300万米ドル(約165億円)になった。これまでに、英ネクス・グループのマイケル・スペンサー氏、保険の米アフラック、アバディーン・スタンダード・インベストメントが出資している。
 
 シンガポール・ライフは昨年、チューリッヒ保険シンガポールのビジネスを買収した。昨年度決算の純利益は500万米ドル(約5億3,960万円)。住友生命は新たなデジタルサービスを推進しており、シンガポール・ライフが持つデジタル技術のノウハウを自社業務に活用する。

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