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経済

2019年7月1日

現金不要の統一決済システム、500のホーカーで採用

 
 現金不要の決済ステムを採用している飲食施設は6月29日の時点で、ホーカーセンター10カ所、コーヒーショップ22店、および12の工業団地軽食堂で、ホーカーの屋台数で500余りになった。決済システムを提供している23業者のシステムを統一したソリューションで、銀行間決済システムのネッツ(NETS)が提供している。
 
 消費者は、イーウォレット(シングテルダッシュ、グラブペイなど)、交通系ICカードのイージーリンク、ネッツフラシュペイ・カード、クレジットカード(ビザ、マスターカードなど)のどれでも、飲食店に備えられた端末で支払いを行うことができる。客はイーウォレットを用いQRコードを読み取るか、カードを決済端末にタッチ、または挿入すればよい。
 
 同日、アンモキオのホーカーセンターを視察したチャン・チュンシン通産相は「消費者は現金を持ち歩く必要がなく、外国人もシンガポール通貨を持っていなくても多様なオンライン決済手法が利用できる。ホーカー経営者にも便利なシステムだ」と語った。
 
 ホービー・ローストフードを経営するリム・キアンティオンさんは「携帯端末をチェックすれば一日の売り上げが分かって便利だ」と語った。
 
 NETSは3年間、端末利用料を免除する。取引手数料(代金の0.5%)は政府が3年間肩代わりする。

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