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経済

2019年7月1日

昨年のFDI純流入、2割減の326億リンギ

 
 マレーシア統計局は6月27日、2018年の外国直接投資(FDI)純流入額が前年比19.3%減の326億リンギ(約850億円)だったと発表した。16年に過去最高の470億リンギを記録した後、2年連続の減少となった。
 
 産業別の内訳は、サービス業が21.5%減の164億リンギ(全体の50.2%)、製造業が2.5倍の155億リンギ、建設業が7億リンギ、農業が1億リンギ。サービス業では金融・保険業や卸小売業への純流入が多かった。
 
 地域別ではアジアからの投資が147億リンギと、全体の44.9%を占め最大。ただ、前年の半分程度の額にとどまった。これに欧州が110億リンギ、全体の33.7%で続く。国別のシェアは米国の20.0%が最も大きく、うち製造業は59億リンギ、サービス業は8億リンギだった。2位は香港の19.6%、3位は日本の14.9%。日本からの投資は製造業が29億リンギ、サービス業が19億リンギだった。
 
■海外への直接投資12%減
 
 マレーシアから海外への直接投資(DIA)純流出額は、前年比12.0%減の213億リンギだった。減少は4年連続となる。
 
 産業別の構成比は、サービス業が66.3%、鉱業・採石業が47.1%、製造業が2.6%、その他業種がマイナス16.0%。国別ではシンガポールへの投資が全体の30.2%を占め最も大きく、これにインドネシアの12.8%、カナダの10.7%が続いた。
 
(提供:亜州ビジネスASEAN

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