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国際

2019年6月19日

QS大学ランキング、NUSとNTUが11位タイ

 
 高等教育に関するコンサルティングサービスのクアクアレリ・シモンズ(QS)が6月19日発表した世界の大学ランキングで、シンガポール国立大学(NUS)と南洋理工大学(NTU)が11位タイにランクされた。アジアではトップだ。シンガポール経営大学(SMU)は昨年の500位から477位に順位を上げた。
 
 世界1~5位は、マサチューセッツ工科大学(MIT)、スタンフォード大学、ハーバード大学、オックフォード大学、カリフォルニア工科大学。QSは今回、NTUの順位が上昇したことを特に取り上げ、NUSかNTUが10位以内に入る可能性が高まったとの見解を表明した。
 
 NTUは教員と学生の比率、学部当たり論文の被引用数でNUSを上回った。NUSは学術関係者からの評価、および卒業生に対する雇用者からの評価がNTUより高かった。調査には全体で9万4,000人の学術関係者、4万4,000人の雇用者が回答した。
 
 外国人教員の比率では、NUS、NTU、SMUとも100点満点だった。しかし留学生比率は3大学とも低く、優秀な人材呼び込みで上位の大学に劣ることが示された。
 
 学生数はNUSが3万9,000人、NTUが3万2,000人。NTUではスブラ・スレシュ氏が昨年1月、学長に就任して以降、優秀な研究者の呼び込みを強化している。

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