シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP浮体式ソーラーファームを建設、循環型経済を推進=エコ繁栄週間

経済

2019年6月7日

浮体式ソーラーファームを建設、循環型経済を推進=エコ繁栄週間

 
 水道事業を管轄する公益事業庁(PUB)は、環境を配慮した繁栄の実現に向けた「エコ繁栄週間(エコスペリティー)」の一環として開催された会議で、テンゲー貯水池におけるメガソーラーファームの開発に関する提案を募集すると発表した。設計から設置、所有、運営までを委託する25年契約のプロジェクト。
 
 発電能力は最大50メガワットで、浮体式ソーラーパネルでは世界最大規模。電力は水処理業務に利用する。貯水池を飲料水だけでなく、クリーンエネルギーの源としても活用するとの計画だ。
 
 マサゴス氏はまた、無駄をできる限り廃し、資源を可能な限り長期にわたり再利用する循環型経済を採用する方針も明らかにした。
 
 シンガポールは汚水を上水に再利用するニューウオーター事業で成果を上げており、シンガポール環境庁(NEA)は、ごみ焼却の際に発生する灰を建材に再生する「ニューサンド」計画に着手した。
 
 循環型経済のパネル討論で香港織物・アパレル研究所のケー最高責任者は循環型経済を「素材が持つ実用性をすべて活用するもので、ある目的に使用した後は新たな利用方法を創造し、最後は生物分解される」と説明した。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP浮体式ソーラーファームを建設、循環型経済を推進=エコ繁栄週間