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2019年5月24日

リサイクル不可の廃プラ、輸入元に返送へ=環境相

 
 エネルギー・技術・科学・気候変動・環境省のイエオ・ビー・イン大臣は5月21日、海外から輸入された廃プラスチックについて、リサイクル不可の場合は輸入元に返送する考えを明らかにした。中国が昨年1月から資源ゴミの輸入を禁止したことで、マレーシアに流入するゴミがあふれ、環境問題が深刻化していることが背景にある。マレーメールが21日付で伝えた。
 
 マレーシアに送られる廃プラは昨年から急増。中国が禁輸したことで行き場を失った年間700万トンの廃プラの受け皿となった。輸入ゴミの中には汚染物質やリサイクル不可能なプラスチックが含まれているケースもあり、また国内では認可を受けずにリサイクルに乗り出す業者も増え、環境問題が悪化している。
 
 ジュネーブで今月10日開かれたバーゼル条約締約国会議は、リサイクルに適さない汚れたプラスチックゴミの輸出を禁止する改正案を採択。こうした流れの中で同相は、先進国から輸入されたゴミにもリサイクル不可の廃プラが混ざっていると話し、これらは送り返すと述べた。既にスペインへはコンテナ5本分を返送しており、今後も調査や返送作業を続けるとした。
 
 マレーシアに廃プラを輸出する上位国は、米国、英国、日本、豪州など。上位10カ国からの輸入量は2016年に16万8500トン、17年に31万6600万トンだったが、18年には年初からの7カ月だけで45万6000トンに上っている。
 
(提供:亜州ビジネスASEAN

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