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経済

2019年5月23日

フォーブス企業ランク、マレーシアは9社に減少

 
 米経済誌フォーブスがこのほど発表した2019年版「世界の有力企業2000社ランキング(グローバル2000)」で、マレーシア企業は9社がランクインした。17年の14社、18年の13社から年々減少している。マレーシアン・リザーブが17日付で伝えた。
 
 上場企業を対象として、時価総額と総資産を軸に評価したもので、マレーシアのトップは銀行最大手メイバンクの世界378位。時価総額は240億米ドル、総資産は1953億米ドルだった。これに国営電力テナガ・ナショナル(TNB)が612位、銀行のパブリックバンクが644位、投資銀行のCIMBグループが659位で続いた。ほか石油化学のペトロナス・ケミカルが1193位、銀行のRHBバンクが1134位、金融のホンリョン・フィナンシャル・グループが1438位、通信のアシアタ・グループとAM銀行が1904位だった。
 
 東南アジア域内の企業では、タイの国営石油PTTが時価総額438億米ドル、総資産748億米ドルで世界165位となり域内トップ。これにシンガポールの金融DBSグループが213社、OCBC銀行が286位、銀行のUOBバンクが307位で続いた。インドネシアの銀行バンク・ラキアットは363位で、メイバンクよりも順位が高かった。
 
 世界首位は中国工商銀行で7年連続トップ。2位は米投資会社のJPモルガン・チェースで、3位に後退した中国建設銀行を抜いた。トップ10のうち、中国が5社で、米国が4社だった。
 
(提供:亜州ビジネスASEAN

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