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経済

2019年5月21日

プラ加工のKPS、同業トーヨープラスを買収

 
 プラスチック加工のクンプラン・プランサン・セランゴール(KPS)は5月17日、同業のトーヨープラス・マニュファクチャリング・マレーシア(TMM)を買収すると発表した。株式100%を3億1125億リンギ(約82億円)で取得することで既存株主に提案した。
 
 TMMのグループはマレーシア、インドネシア、中国に工場7カ所を持ち、家電や通信、自動車産業など向けに金型製作、精密インサート成形による部品製造、組み立て、販売を行っている。顧客の約9割と長期的に取引しており、KPSは買収が収益基盤の強化につながると見込む。リム・ライ・アン氏ら取締役2人がTMMの株式100%を保有しており、KPSはこれを買い取る計画。
 
 KPSは1975年にセランゴール州が設立した企業で、2003年にクアラルンプール証券取引所に上場。製造、水道インフラ、有料道路運営を手掛け、製造ではプラスチック加工やマットレスなどの生産を行う。プラスチック加工では、自動車、通信、医薬、電子などの業界から受注している。
 
(提供:亜州ビジネスASEAN

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