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経済

2019年5月15日

油ヤシ農園FGV、中国社との紙パルプ合弁を中止

 
 アブラヤシ農園大手のFGVホールディングス(FGV、旧フェルダ・グローバル・ベンチャーズ)は5月13日、検討していた中国機械工程(CMEC)との紙パルプ製造の合弁事業を断念すると発表した。合弁会社設立を視野に事業化調査を進めると昨年12月に発表していたが、実現には至らなかった。理由は公表していない。
 
 事業化調査では、パーム油の製造過程で大量に排出されるアブラヤシの残りかすを原料とした紙パルプ製造の実現可能性を模索。FGVはアブラヤシの残りかすが年347万トンにも上っており、これに付加価値を付けて事業の幅を広げたい考えだった。一方の中国機械工程は、アブラヤシの残りかすから紙パルプを商業生産する技術を持っており、合弁事業を視野に入れた事業化調査を行っていた。
 
(提供:亜州ビジネスASEAN

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