シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP伊勢丹、ウエストゲート店を年内に閉鎖

日系企業・社会

2019年5月7日

伊勢丹、ウエストゲート店を年内に閉鎖

 
 シンガポール伊勢丹は、赤字経営のショッピングモール、ウエストゲート店の閉鎖を決めた。モールを運営するJGトラスティーとの契約更新交渉が不調に終わったためだ。伊勢丹はシンガポール取引所(SGX)への通知で、「わが社に有利な条件での更新で合意できなったため、更新を断念した」と述べた。リース契約は12月22日に切れる。
 
 施設リース契約では、契約期限の6カ月前以上にJGトラスティーに通知すること、との条件で3年間の更新選択権が伊勢丹側に与えられていた。
 
 ウエストゲートを所有するのはキャピタランド・モール・トラスト。既に複数の入居希望者と交渉を進めているという。
 
 伊勢丹は5月6日のSGX取引開始前に届け出を行った、同日の伊勢丹株価終値は3.18Sドル(約258円)で、時価は1億2,800万Sドル(約103億9,488万円)。ウエストゲート店を含め5店をシンガポールで経営している。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP伊勢丹、ウエストゲート店を年内に閉鎖