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日系企業・社会

2019年4月18日

日本製鉄の合弁、YKGIの冷延工場買収

 
 日本製鉄(旧・新日鉄住金)は17日、豪鉄鋼大手ブルースコープ・スチールと合弁のNSブルースコープ・マレーシアが、鋼材加工のYKGIホールディングスからセランゴール州クランの冷延・表面処理工場を買収したと発表した。マレーシアで冷延原板の内製化を実現する。
 
 YKGIによると、同社が売却したのはマレーシア半島部で展開する全事業。工場土地建物や、冷間圧延設備、亜鉛めっきライン、塗装ラインなどのほか、販売やマーケティング事業も含まれ、売却額は1億2500万リンギ(約33億8700万円)に上る。両社は昨年11月、今回の資産売買について合意していた。
 
 NSブルースコープ・マレーシアは、日本製鉄とブルースコープが折半出資する建材薄板の合弁会社NSブルースコープ・コーテッド・プロダクツの傘下。溶融めっき鋼板、カラー鋼板を製造・販売している。
 
 YKGIは現在、ボルネオ島のサラワク州とサバ州で金属屋根材を生産している。
 
(提供:亜州ビジネスASEAN
 

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