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政治・経済

2019年4月10日

シンガポール・マレーシア首脳会談、水協定めぐる話し合いは平行線

 
 リー・シェンロン首相はマレーシアのマハティール首相との会談で、原水供給、両国間の往来円滑化なども話し合った。
 
 争点となっている、ジョホール州からシンガポールへの原水供給と価格の問題について、マハティール氏は価格(1,000ガロン当たり3セン)があまりに低すぎるとして値上げを望んでいるが、リー氏は、供給量、価格を規定した1962年の水協定は聖域だと、固守する考えを改めて表明した。
 
 共同記者会見でリー氏は「値上げしたいとのマレーシアの立場、政治的必要性は理解できる。しかし水協定はシンガポールのマレーシアからの分離協定での合意事項だ」と述べた。
 
 協定発効後25年で見直しが可能との規定があるが、マレーシアは1987年の見直しを見送っており、同国は既に見直しの権利を失ったとシンガポールはみなしている。
 
 シンガポール公益事業庁(PUB)の浄水場がジョホール川にあり、原水を処理している。リー氏は、ジョホールの人口増に伴い水需要も増すため、将来的に水協定でシンガポールに保証された1日2億5,000万ガロンの水が確保できなくなる恐れがあると指摘。水量確保のための努力が必要だと述べた。

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