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経済

2019年4月9日

エアバスのヘリ部門、スバンを東南アMRO拠点に

 
 仏エアバス傘下のエアバス・ヘリコプターは、マレーシアを東南アジアのMRO(整備・修理・分解点検)拠点に位置づけることを決めた。既にセランゴール州スバンにMRO拠点を持ち、これまでは国内顧客に対して一部機種向けに保守サービスを行ってきたが、今後は取り扱う機種を増やし、顧客範囲も東南アジア全域に広げる。国営ベルマナ通信が5日付で伝えた。
 
 ブルーノ・イベン最高経営責任者(CEO)は、向こう20年でヘリコプターの新規需要は2万機が見込まれ、このうち35%はアジア太平洋地域にあるとコメント。特にアジアでの需要が強く、既に技術ベースを構築したマレーシアがMRO拠点に適していると述べた。
 
 同社はマレーシアのヘリコプター市場でシェア50%を誇り、アジア太平洋地域でも20%以上に上っている。ブルーノCEOはスバン拠点について、今後はMRO拠点としての機能を充実させるだけでなく、新機体の仕上げ処理と顧客へのデリバリーを年20機行える機能を持たせるとコメント。またパイロット訓練用のシミュレーション機材も充実させるとしている。
 
(提供:亜州ビジネスASEAN

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