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経済

2019年4月5日

独ティッセンクルップ、付加製造のイノベーションセンター開設へ

ドイツの鉄鋼・工業製品メーカー、ティッセンクルップはシンガポールに付加製造(3次元プリンター)技術のイノベーションセンターを年内に整備する。ドイツ国外で初の技術センターだ。世界最大の見本市、ハノーバー・メッセのためドイツを訪問中のコー・ポークーン通産担当上級閣外相が明らかにした。

名称はシンガポール付加製造技術センター・ハブで、自動車、化学、鉱業など重工業分野の、シンガポールを含むアジア太平洋地域の顧客に、金属、プラスチックを使った3次元プリンターの解決法を提供する。ハブに勤務するエンジニアはドイツ国内の技術センターと連携し、多様な商品、ソリューションを開発する。

これに加え、10月、ハノーバー・メッセのアジア版と銘打った第2回アジア太平洋工業転換展示会(ITAP)がシンガポールで開始される。

シンガポールは先端製造技術のハブを目指しており、先端製造業者、研究所、裾野部門が集積するジュロン・イノベーション地域を売り込む。コー大臣は、東南アジア進出を目指す欧州企業にとりシンガポールは最適の踏み台だと述べた。

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