シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP配車サービスのグラブ、金融サービス計画の詳細を発表

経済

2019年3月20日

配車サービスのグラブ、金融サービス計画の詳細を発表

 
 配車サービス大手グラブの金融部門、グラブ・フィナンシャルのルーペン・ライ上級代表は19日、金融サービスの未来の姿を探る会議「マネー20/20アジア」で講演し、東南アジアにおける金融サービスを強化すると発表した。
 
 電子ウォレット「グラブペイ」で決済システムを提供し、顧客に対する信用貸しを行い、ドライバーが選択できる保険商品を増やす。
 
 ライ氏は「零細企業への金融サービスを倍加する。未開拓の領域であり、従来型金融サービスをあまり利用できない域内の起業家の事業を後押しする」と語った。
 
 中小企業は東南アジア諸国連合(ASEAN)の国内総生産の半分強を生産しているが、3分の2は融資取り入れ、事業資金調達が最大の問題だ。
 
 グラブは過去6年間、900万余りの零細事業家にサービスを提供しており、蓄積した取引データを信用評価に活用し、ほかの会社よりも低い料金で金融サービスを提供できるという。グラブのサービスを利用した客は即、代金を支払うのが現在のシステムだが、支払いを月末にする方式も導入する。クレディセゾンとの合弁を通じたサービスだ。
 
 グラブは4月には中国のオンライン保険会社、衆安保険と提携し、保険マーケットを開設し、革新的技術を取り入れた商品を販売する。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP配車サービスのグラブ、金融サービス計画の詳細を発表