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日系企業・社会

2019年3月11日

店舗増設の良品計画、店舗重視の方針を維持

 
 無印良品やMUJIブランドの店舗、商品を展開する良品計画は、シンガポールにおいて実店舗の潜在性はまだあるとの立場から、店舗増設、既存店拡充計画を予定どおり進める。同社は年内に2店を開設する計画で、1店はチャンギ空港のジュエル・チャンギ・エアポートに出店する。
 
 現地紙との会見で松﨑曉社長は、既存店の売り場面積を広げ、扱い品目、サービスを増やすと表明。「シンガポールでの売り上げは、特にこの3年、増加している」と述べた。
 
 良品計画は、衣料品、雑貨、家具、食品などの販売店を国内外で展開している。シンガポール1号店は2003年に開業のブギス・ジャンクション店で、現在はプラザ・シンガプラの旗艦店を含め11店。約4,000品目をそろえている。
 
 無印良品のコンセプトは、本当に必要なものを、本当に必要なかたちでつくることで、松﨑氏は「本来なら手頃な価格のシャツが、ブランドロゴが付くと2倍の値段になる。デザインも複雑で、不要な機能が多い。広告費も商品代金に反映される。わが社はシンプル、機能性、妥当な価格を追及する」と語った。
 
 シンガポールの店舗面積は1店当たり平均6,000平方フィート(約557平方メートル)で、これを3倍に広げ、ワークショップを開催できるようにする。一部店舗ではカフェを併設する。

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