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社会

2019年3月6日

ボルボ製自動運転の電気バスを公開、NTUキャンパスで試験運行

南洋理工大学(NTU)とスウェーデンの自動車メーカー、ボルボは3月5日、共同プロジェクトで開発した自動運転の電気バスを公開した。全長12メートルで、この長さ、エンジンタイプで世界初だという。乗客定員は80人。

 

NTUの研究センターで運行試験を繰り返しており、年内に他の車両もいる交通状況においてNTUキャンパスで試験走行を行う。

 

車両は2台あり、1台はキャンパス内を乗客なしで運行する。もう1台は洗車場と充電施設間の自動運転をSMRT車庫内で試験実施する。

 

1回の充電で走行できる距離は最長25キロ。充電機器はABB製で、6分でフル充電が可能。全地球測位システム(GPS)、レーザー光を利用したリモートセンシングのLIDAR(レーザー画像検出と測距)および周辺環境を立体的にとらえるカメラを搭載している。

 

これらの機器でとらえた情報を人工知能が統合、処理し、バスの走行位置を決める。システムが指示する位置と実際との誤差は1センチ。

 

政府は北部ポンゴル、および西部のテンガー、ジュロン・イノベーション地区で通勤用に自動運転バスを2022年に導入する計画だ。

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