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社会

2019年3月4日

カリキュラムを柔軟に、金曜は課外活動だけの学校も

 
 初等・中等学校で学業編成を柔軟にする動きが見られる。生徒だけでなく教師も柔軟性の良さを認識する傾向にある。
 
 中等学校のクライスト・チャーチでは金曜日は授業がなく、生徒は1時間目から課外活動(CCA)を行う。登校時の服装はCCAの内容を示したTシャツで、生徒は運動や吹奏楽の練習を行い、12時40分に終了。同校は2010年からこの制度を導入し、金曜はCCAのほか人格形成、市民教育に充てている。
 
 ほかにも柔軟なカリキュラム編成を採用しているのは、クレメンティ初等学校、セント・アンドルーズ・ジュニアスクールなど。
 
 教育省所管の学校のカリキュラムでは、月曜~金曜は、朝から午後の早い段階までは授業を行い、その後にCCAを行う。
 
 午後遅くまで学校に残ることになるため、クライスト・チャーチは、授業は木曜まで集中的に行い、金曜を自由にする現在の方式への転換を決めた。
 
 15年に同校に配属されたデービッド・ラオ校長は当初、懐疑的で、金曜に生徒は学校に来ないのではと心配したが、杞憂に終わったという。CCAが楽しいため休む生徒はいなかったという。
 
 クレメンティ・プライマリーでは週のうち1時間半をCCAに充てており、生徒は1時間目からCCAにとり掛かることができる。

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