鋼材加工のYKGI、半島部で建材工場を計画

 
　鋼材加工のYKGIホールディングスは、マレーシア半島部に建材の生産拠点を設ける計画だ。現在はボルネオ島のサラワク州とサバ州で金属屋根材を生産しているが、半島部にも拠点を構え、効率化や市場拡大を図りたい考え。ザ・スター・オンラインが25日付で伝えた。
 
　100％子会社のアスチール・グループを通し、半島部に金属屋根材の生産拠点を構える。同業買収か同業との合弁事業で実現したい考え。既に数社を候補として挙げているという。
 
　YKGIグループでは、亜鉛メッキ鋼や冷延鋼板の製造などをセランゴール州クランで行い、金属屋根など建材への加工はアスチールがボルネオ島で行っている。
 
　金属屋根材はほぼ全量が国内向けで、約1％をインドネシアやシンガポール、ブルネイ、フィジーなどに輸出。国外では今後、ボルネオ島のインドネシア領内で販売を拡大したいとしている。
 
（提供：亜州ビジネスASEAN）
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