1月のインフレ率0.4％、0.1ポイント減速

 
　シンガポール統計局が2月25日発表した2019年1月の消費者物価指数（CPI）上昇率は0.4％となり、前月から0.1ポイント低下した。原油の値下がりに伴う電気代の値下げで、比重が最も大きい住宅・光熱費がマイナス0.5％と、3カ月ぶりのマイナスに転落。うち前月まで2けた増が続いていた燃料・光熱費（プラス8.4％）は、7カ月ぶりの1けた増にとどまった。
 
　ほかの項目では、輸送（マイナス1.8％）と通信（マイナス2.9％）が引き続き値下がり。娯楽・文化（プラス0.9％）は伸びが縮小した。食品（プラス1.4％）は横ばい。うち野菜（マイナス2.7％）は下げ幅を拡大した。
 
　住居と民間道路輸送を除くコア指数は1.7％となり、前月の1.9％を下回った。
 
（提供：亜州ビジネスASEAN）