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経済

2019年2月21日

ランヒルが北部に発電所、タイに電力輸出

 
 水処理事業のランヒル・ホールディングスは20日、北部ケダ州に出力1150メガワット(MW)の天然ガス火力発電所を建設する計画を明らかにした。タイ企業と共同で事業を行い、電力は全てタイに輸出する。
 
 ガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)方式の発電所を建設する。既存インフラを利用するため、コスト競争力が高いという。今後6カ月かけて提携先のタイ企業トレジャー・スペシャリティーと協議し、詳細を詰める。
 
 権益比率はランヒルが70%以上、トレジャーが30%未満とする予定。トレジャーはランヒルがタイで行っている水処理事業のアドバイザーを務め、新規の水処理事業は両社合弁で展開している。
 
 ランヒルはこれまでタイで10カ所の水処理プラントを建設し、累計投資額は9億9200万バーツ(約34億円)に上る。
 
 タイ政府は2018〜37年の電源開発計画(PDP)に基づき、最終の37年までに近隣国からの電力輸入を5857MWに拡大する方針。17年比で7割増とする。
 
(提供:亜州ビジネスASEAN

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