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経済
国際

2019年2月20日

アセアン:Q4の景況感、各国で楽観圏を維持=ニールセン

 
 米調査会社ニールセンと全米産業審議会が共同で実施した調査によると、2018年第4四半期の消費者信頼感指数(CCI)は、東南アジア6カ国のうちフィリピンなど3カ国で指数が上昇し、前四半期に続いて5カ国が楽観圏を維持して世界トップ10に入った。

  
 調査は18年11月に64カ国の3万2000人以上を対象とし、インターネットで実施。自国就業状況の見通し、個人の経済状況、消費意欲を基にCCIを算出した。100以上が好感とされる。首位はインドの133ポイント、世界平均は107ポイントだった。

 
 東南アジアでは、◆フィリピン:2位、5ポイント上昇の131ポイント◆インドネシア:3位、1ポイント上昇の127ポイント◆ベトナム:4位、7ポイント低下の122ポイント◆マレーシア:7位、9ポイント低下の118ポイント◆タイ9位:1ポイント上昇の113ポイント――がトップ10にランクイン。一方、シンガポールは2ポイント低下の96ポイントとなり、引き続き100を割り込んでいる。

 
 第3四半期に過去最高を記録したマレーシアは前四半期比で9ポイント低下。ニュー・ストレーツ・タイムズによると、ニールセン(マレーシア)の幹部は、昨年5月に行われた選挙後のお祭りムードが一段落し、現政権での生活になじんできたことなどが減速の背景にあると述べた。

 
(提供:亜州ビジネスASEAN

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