技能向上支援のためのスキルズフューチャー、内容を充実

政府は新年度予算で、国民の技能向上、技能習得を支援するスキルズフューチャーで新たな計画を導入する。

デジタル技術など先端技術の中小企業による導入を政府は後押ししているが、技術を導入しても使いこなせる社員が必要で、社員を積極的に研修に出すよう、企業に働き掛ける。

スキルズフューチャーを運営する政府機関、スキルズフューチャー・シンガポール（SSG）の調査によると、補助対象の訓練・研修課程を昨年受講した国民の80％強は、受講は仕事面で役に立ったと回答した。

回答者は3,500人で、講習の最終日と、講習から6カ月後に質問に答えてもらった。SSGのン・チャーポン最高責任者によると、受講とキャリアアップの機会、賃金上昇の関係を調べるのは、ほかの要素も絡むため単純にはいかなかった。このため通産省とともに、長期的観点からも調査を行うという。

年齢25歳以上の国民すべてに交付される500Sドル（約41,000円）の補助金の利用を昨年開始した者は14万6,000人で、2016年の計画開始以降の累積利用者は43万人になった。