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経済

2019年2月7日

昨年の自動車登録台数、乗用車がわずかに増加

シンガポール陸運庁(LTA)によると、昨年の自動車(オートバイを含む)登録台数は前年比0.5%減の95万7,006台で、2012年からほぼ横ばいが続いている。しかし乗用車は新車購入権(COE)発行枠の縮小にもかかわらず55万1,575台と0.9%増加した。乗用車台数は13年以降、減少傾向をたどっていた。

 

全登録台数の減少は配車サービス用自動車、タクシーおよびオートバイの減少が主因。タクシーは2万581台で過去10数年の最少。配車サービス業者との競争が減少の理由だが、配車サービス用自動車の台数も、ウーバーの撤退、運転手に対する講習参加・免許取得義務付けで6万6,480台とわずかながら減少した。

 

オートバイ登録台数は13万7,480台に急減。登録抹消の見返りに現金3,500Sドル(約284,000円)を支給するとのシンガポール環境庁(NEA)の廃車奨励措置が奏功したようだ。

 

乗用車登録台数が減少し始めた13年は、ウーバーとグラブがシンガポールに参入した年で、以後、配車サービス業者のCOE需要は増加を続けた。しかしウーバーの撤退で、そうした需要も頭打ちになった。

 

COEの有効期間は10年だが、期間を延長するドライバーの増加も乗用車台数が増加した要因だ。延長期間は5年が多い。

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