GST払い戻しは年内に完了、5万リンギ以下は即実施

【クアラルンプール】

マレーシア関税局のスブロマニアム・トラシー局長は、1月30日、物品・サービス税（GST）払い戻し請求の精査をほとんど終え、支払いを開始したと発表した。

前のナジブ・ラザク政権時、本来還付されるべきGSTが未払いになっていることが判明し、政府は12万1,000の会社、個人からの還付請求を精査していた。還付額は計192億5,000万リンギ（約5,123億円）。

還付額が5万リンギ（約133万円）以下の請求は既に精査を終えており、関税局は支払いを開始した。5万リンギ以下の請求は全体の80％を占めている。

5万リンギ以上で10万リンギ（約266万円）以下の請求に対しては80％を支払い、残りの20％は当該企業への訪問、あるいは監査を終えてから支払う。

10万リンギ超の請求に対しては70％を支払い、30％は同様に処理する。