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経済

2019年1月31日

オーチャードに再び元気を、再活性化案を公開

 

シンガポール政府観光局(STB)、都市再開発庁(URA)、国立公園管理局は1月30日、客を郊外のショッピングモールに奪われ、活力が衰えているオーチャード・ロードに元気を取り戻させるための「若返り計画」の案を公表した

 

半年間の調査、利害関係者からの意見聴取を経て案をまとめた。全体を4つの区域に分け、それぞれ特色を持たせる。

 

中心部は引き続きショッピング地としての強みを生かす。オーチャード・ロードの南側に位置するオーチャード・ブールバードの国有地には複合ビルを開発し、新たな小売業のコンセプトを導入する。パターソン・ロードとの交差点には高架陸橋を建設し、歩行者の横断を容易にする。

 

ドビー・ゴート駅周辺は、緑地であるイスタナ・パーク、ドビー・ゴート・グリーンおよびプラザ・シンガプラの屋外スペースを緑のオアシスとし、自動車の乗り入れを禁止し、家族が遊びやイベントを楽しめる場にする。

 

タングリンでは芸術、文化を柱に据えた町づくりを推進する。サマセットは若者の集まる場所との特色をさらに強める。グレンジ・ロードの青空駐車場をイベントスペースにする。

 

オーチャードにはかつて果樹園があったことを考慮し、公園管理局は植樹を強化する。3機関は、計画案に対する市民からの意見を3月末まで募集する。

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