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日系企業・社会

2019年1月15日

ハイフラックスの廃棄物焼却発電事業、三菱重工が追加出資へ

債務超過に陥っている水処理大手、ハイフラックスが建設中の廃棄物焼却発電事業「トゥアスワン」に対し、事業権益の25%を保有する三菱重工業が2,300万Sドル(約18億3,800万円)の追加出資を行う意向を表明し、ハイフラックスと正式契約に向けた交渉を持っている。

 

ハイフラックスは債務返済猶予を裁判所から認められており、業務再編について弁護士が高等裁判所で読み上げた宣誓供述書の中で三菱重工のことに触れた。今月末までに協議がまとまれば、三菱重工は追加出資を行う。

 

トゥアスワンはごみをエネルギー源として利用する発電事業。シンガポール環境庁(NEA)から25年契約でごみ処理事業を独占的に受注しており、操業開始後は月に少なくとも380万Sドル(約3億400万円)の支払いをNEAから受ける。

 

正式契約を結んだ場合、ハイフラックス、三菱重工は資金の貸し手と融資条件の変更を協議することになる。事業費用は1億7,700万Sドル(約142億円)で、11月に竣工の予定。

 

工事の元請はハイフラックス子会社のハイドロケムで、三菱重工は下請け。

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