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国際

2019年1月9日

パーム油「冷遇」のフランスとノルウェー、首相名で抗議文書を送付へ

【クアラルンプール】
政府はマハティール・モハマド首相名で抗議文書をフランス大統領とノルウェーの首相に送付する方針だ。

 

テレサ・コック一次産業相が1月7日、パーム油業界に関するセミナーで明らかにしたところによると、欧州連合(EU)加盟国のノルウェーはパーム油を添加したバイオ燃料の禁止を議会で決定した。

 

フランス議会も、パーム油添加のバイオ燃料に対する税制上の優遇措置を2020年末までに停止することを決議した。

 

コック氏は「EUはパーム油の主要輸出市場であり、今回の決定は重大だ。パーム油最大の生産国であるインドネシアとともに、禁止の動きに対応する」と述べた。

 

EUは20年以降、持続可能性が証明されたパーム油のみ輸入を認める方針だ。マレーシアは、マレーシア独自の持続可能性の認証を受けたパーム油のみ輸出することで対応する。

 

一次産業省は国内では「国産パーム油愛用キャンペーン」を、1年を通じ実施する。

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