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国際

2019年1月9日

中国西部と東南アジアを結ぶ通商路、チャン通産相が売り込み

【重慶】中国西部と東南アジアを結ぶ新たな通商路に関する会議が中国の重慶で開かれ、シンガポールのチャン・チュンシン通産相は、長江を利用する既存の通商路より迅速な輸送が可能で、経費も安くすむとし、利用を促した。

 

会議にはシンガポール、中国のほか、東南アジア諸国の政府関係者が出席した。チャン氏は、コールドチェーンを改善し、また運行頻度を高めることで、生鮮食品などの輸送も可能になると新ルートの優位点を強調した。

 

新通商路は中国西部と、南部に位置する広西チワン族自治区の欽州港との間を鉄道輸送し、欽州港からは海上で東南アジアに物資を輸送する。欽州港は海南島に面したトンキン湾の港で、ベトナム・ハイフォンの北東に位置する。

 

シンガポールは中国との共同事業として、発展の遅れた西部を開発する重慶コネクティビティー・イニシアチブを推進しており、輸送網の改善を目指している。

 

チャン氏は、新通商路は開かれた、包括的ネットワークとして最も価値を発揮すると強調。「計画に参加する企業、省、国が多ければそれだけ、利益も大きくなる」と述べた。

 

中国からは青海省、新疆ウイグル自治区、寧夏回族自治区、雲南省など8省が参加する。

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