2019年1月8日
重大な障害を持つ者の保険、21年に政府が引き継ぎ
シンガポール保健省は1月7日、深刻な障害を持つ者のための保険「エルダーシールド」を2021年から、民間に替わり政府が運営すると発表した。現在、エルダーシールドを提供しているアヴィヴァ、グレート・イースタン、NTUCインカムの3社から保険を引き継ぐ。
非営利ベースで運営する。このため保険金請求が当初想定を下回った場合、保険料の割り戻しを行う。
現在、エルダーシールドには130万の市民が加入している。政府は20年から、30~40歳の市民を対象にした新たな強制保険のケアシールドを導入する計画で、エルダーシールドは実質的にケアシールドに一本化される。エルダーシールドは任意加入の保険。
エルダーシールド改革のための作業を委託された委員会は昨年1月、エルダーシールドとケアシールドの運営者は同一であることが望ましいとし、エルダーシールドの政府への移管を勧告していた。
民間3社は21年まではこれまでどおり、エルダーシールドの保険を販売できる。