シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP手頃な学費の国際学校が誕生、学費は年2万ドル以下

社会

2018年12月25日

手頃な学費の国際学校が誕生、学費は年2万ドル以下

シンガポールで手頃な学費で学べるインターナショナルスクール(国際学校)のニーズが増加しており、過去2年間に少なくとも4校が誕生した。キャンパスは小さく、施設も少ないが、学費は年間2万Sドル(約224万円)以下と、一般の国際学校(同4万~5万Sドル)と比べると手頃だ。

 

一般に外国人駐在員が子どもを国際学校に通わせるが、すべての企業が駐在員の子どもの学費を負担するわけではなく、また地元社員と同じ条件で働く外国人社員が増加していることが、こうした学費が手頃な国際学校のニーズの高まりとなっている。

 

調査会社のBDRCアジアが11月、国際学校に子どもを通わせている親400人を調査した結果によると、雇用者が駐在員の子どもの学費を負担するという駐在員の割合は17%。

 

駐在員の妻の50%近くは学費を稼ぐため働きに出ている。また低学費の国際学校を子どもの就学先として考慮する、との回答は35%あった。

 

シンガポールに国際学校は30校余りあるが、政府も手頃な学費の国際学校の必要性を認識しており、経済開発庁(EDB)が運営者募集入札を2回実施している。

 

このうちワン・ワールド・インターナショナル・スクールの学費は年1万7,000~2万Sドル(約190万円~約224万円)、ミドルトン・インターナショナル・スクールは最高1万8,000Sドル(約200万円)。

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