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経済

2018年12月18日

シンガポール、11月の民間住宅販売戸数、千戸超に急増

都市再開発庁(URA)が12月17日発表した11月の民間新築住宅の成約戸数は1,198戸と、前年同月比で52%、前月比で146%の増加だった。

 

URAが住宅購入規制を強化した7月以降の最多。不動産デベロッパーによる新規売り出しが7プロジェクト、1,341戸あり、購入意欲を刺激した。

 

最も売れたのは中心部の外縁部で計画されているコンドミニアムで、平均価格が床面積1平方フィート当たり1,699Sドル(約14万円)のパーク・エスタは348戸、同1,352Sドル(約11万1,000円)のホイッスラー・グランドは219戸の成約があった。パーク・エスタはMRT(地下鉄・高架鉄道)ユーノス駅に隣接しており、複合ビルのパヤレバ・クオーターに近い。

 

11月以前に売り出された物件では、パーク・コロニアルが52戸、スターリング・レジデンスが43戸売れた。

 

これで1~11月の新築民間住宅成約戸数は8,644戸になった。今月は新規売り出しがなく、販売は低迷が予想されている。アナリストは通年の成約戸数を9,000戸余りと予想している。昨年は1万566戸だった。

 

来年は、入札で売却された国有地のほか、区分所有権者の合意で売却されたコンドミニアムの跡地での再開発で、1万~1万7,000戸の住宅が売り出される見通しだ。

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