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経済

2018年12月17日

シンガポール、株式非公開会社の株を売買、ワンエクスチェンジが営業開始

株式非公開会社の株、仕組み商品の売買を仲介する新たな取引所プラットフォームのワンエクスチェンジが誕生した。新規株式公開(IPO)とプライベートエクイティ(PE)取引の中間に位置する取引所で、キャップブリッジが運営している。

 

PE市場規模は拡大しており、アジア太平洋地域における昨年のPE取引を通じた投資は、IPOの2倍強という多さだ。

 

キャップブリッジのジョンソン・チェン最高経営責任者によると、従来の非公開株投資は閉鎖的で、銀行幹部と仲介業者の私的ネットワークから生まれるのが一般的だったが、非公開株の取引所を開設することで、より多くの投資家が参加できるようになり、投資回収も容易になるという。

 

キャップブリッジは、機関投資家から出資を受けたことのある、年商500万米ドル以上の、成長段階にある企業の上場を計画している。投資側として認定投資家や機関投資家を想定している。既に9億米ドル相当の投資案件があるという。

 

将来性を見込みシンガポール取引所(SGX)は、サイトを運営するキャップブリッジ・ラトフォームに10%の資本参加を行っている。ほかに米ベンチャーキャピタルも出資している。

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