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国際

2018年12月14日

領海・領空紛争でマレーシアが譲歩姿勢、1月に運輸相会談

領海・領空をめぐるシンガポールとマレーシアの紛争で、マレーシアはシンガポールが同国の領海と主張する海域から3隻の船を引き揚げた。シンガポールのコー・ブンワン運輸相は、緊張緩和に向けたこの動きを歓迎するとするかたわら、残る1隻の撤収も要請した。船の存在は、1月第2週に開催する2国間会談にマイナスと考えられるからだという。

 

シンガポール側の主張によれば、あつれきの原因はマレーシアで、同国は10月25日、ジョホールバル港の境界を一方的に西側に広げ、トゥアスの西に位置するシンガポールの領海を侵犯した。

 

さらにマレーシア政府機関に所属する船を航行させたため、シンガポールは対抗措置として港湾の境界をマレーシア側に広げた。

 

シンガポール北東部にあるセレター空港で、シンガポール当局が計器着陸装置(ILS)の導入を計画していることについて、マレーシアのローク運輸相は、ジョホール州南部に位置するパシル・グダン港上空が航路に利用されると危機感を表明。シンガポールに管理を委託してきた州南部上空の管理権をマレーシアに取り戻すと発表し、シンガポールの反発を招いた。

 

コー運輸相は、ILSは着陸進入中の航空機に進入コースを指示する装置で、単に技術上の事柄と反論したが、パシル・グダン上空を新たな航路とするかは触れなかった。

 

あつれきのあおりを受けたのはマレーシアの航空会社ファイアフライで、12月1日から運航業務をチャンギ空港からセレター空港に移管する予定だったが、移管ができず、運航停止を余儀なくされている。

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