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金融

2018年12月11日

シンガポール・プライベートバンクが中東に注目、現地富裕層以外に印僑も視野に

シンガポールのプライベートバンクが中東に注目している。富裕層が増加しているからで、また中東に住むインド人も客として取り込む。

 

インドは他国在留者が最大の国で、国連移民統計によれば、1,600万のインド人が国外に住んでいる。こうした人たちは印僑と呼称される。

 

シンガポール最大手銀行のDBSは中東にプライベートバンク担当者を20数人配置しているが、5年以内に倍に増やす。アジアへの投資を希望している富裕層のニーズに対応する。

 

ドバイの国際金融センターに開設した支店が中東業務の拠点。過去7年間の支店の収入は年20%のペースで増加している。

 

印僑を含め、保有資産が5億米ドル超の超富裕層に属する顧客は390人で、2022年末までに500人を目指すという。

 

OCBC銀行のプライベートバンク部門子会社、バンク・オブ・シンガポール(BOC)もドバイ支店を拠点に中東での活動を活発にしている。支店開設が17年2月で、資産運用担当者は45人を数える。アラブの富裕層と印僑が顧客だ。同地域での収入は前年比20%増加したという。

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