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経済

2018年11月30日

インドネシアのゴージェックがシンガポール参入、商品の差別化で勝負か

インドネシアの配車サービス、ゴージェックがシンガポールに参入し、11月29日ベータ版の提供を開始した。グラブ一強の市場でどうシェアを確保するかがアナリストの関心事だ。

 

プライスウォーターハウスクーパース・シンガポールのパトリック・ヨー氏は「グラブと米ウーバーの競合時代は価格競争でシェア確保が先決だったが、グラブとゴージェックとの争いでは提供する商品の差別化が鍵」とコメントした。

 

シンガポールで誕生したグラブは配車アプリから出発し、現在は少額金融、電子財布、料理宅配、自転車マーケットなど多様なサービスを提供している。

 

ゴージェックも同様で、宅配、掃除、娯楽、マッサージサービスなどに手を広げている。6月のCNBCのインタビューでゴージェックのナディエム・マカリム最高経営責任者は、客を買い込むためには単一のサービスだけでは困難で、生活の多様な面で客とかかわる必要があると述べた。次々と新しいサービスを既存客に提案すれば、客を確保する経費はどんどん少なくなるという。

 

ゴージェックのベータ版アプリは現在、配車サービスだけだが、正規版アプリでは際は料理宅配なども含める計画だ。

 

スリスティヨ社長によれば、提携している店舗は家族経営の零細商店が中心で、全体の80%を占めている。

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