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経済

2018年11月21日

シンガポール、飲食店のデジタル技術採用を後押し、支払いもオンラインで

飲食店にデジタル技術の採用を奨励するため政府は、シンガポール・レストラン協会の授賞式が開かれた11月20日、「飲食サービス業デジタル計画」を開始した。

 

生産性の引き上げを後押しするための計画で、成功例としてオールド・ストリートのバクテーと韓国料理を提供するオモオモがユーチューブ動画で取り上げられている。

 

骨付き肉を煮た料理「バクテー」を提供する、15店をチェーン展開する同名のレストランは、注文、決済にデジタル技術を導入した。

 

客はモバイルアプリまたは客席に設置のタブレットから注文する。支払いをデジタル方式で行えば、5%の割引を受けられる。店の人件費は30%削減され、収入は増加した。店員は注文を取る、あるいはレジカウンターにとどまる必要がない分、客のニーズに対応できるという。

 

授賞式でチャン・チュンシン通産相は、ほかの国と異なり、シンガポールにとり価格、規模面での競争力強化は選択肢ではなく必須の事柄で、飲食業者には技術革新が欠かせないと述べた。飲食店は7,000を数えるが、74%は中小事業者。

 

「デジタル計画」では客が席を予約し、料理を注文し、支払うための出来合いのデジタルツールがあり、これを利用することで店は生産性を改善できるという。

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