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政治

2018年11月14日

シンガポール次期首相候補、最有力はヘン財務相とチャン通産相

与党・人民行動党(PAP)は最近開いた2年に1回の党大会で新たな中央執行委員を選んだ。2週間後には役員人事を発表する見通しで、第1書記長補佐に誰が選ばれるかに関心が集まっている。

 

書記長はリー・シェンロン首相で確定しているが、第1書記長補は次期首相の最有力候補とみなされるからだ。

 

消息筋によると、有望視されているのはヘン・スイーキアット財務相(57)とチャン・チュンシン通産相(49)の2人。2人とも、退任した中央執行委員会から、党の未来の指導者として名を挙げられた7人に含まれている。

 

この7人のリストから漏れたのはオン・イエクン教育相で、2015年の総選挙後に政界入りしたという経験の浅さが理由と考えられるという。オン教育相とヘン、チャンの3氏は政界ウオッチャーから、次期首相の最有力候補と目されている。

 

ヘン、チャンの両氏は11年の総選挙で当選し政界入りした。2人とも12年、14年、16年の党大会で中央執行委員に選ばれている。

 

政治学者のビルビア・シン氏はヘン氏を「父親的存在」、チャン氏を「複数の任務をこなし、イメージが改善したドライバー」と評した。

 

ヘン氏は政界入り前、シンガポール金融管理庁(MAS)の総裁だった。チャン氏は元陸軍司令官。

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