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政治

2018年10月23日

インフラ事業3件の取りやめ、3千億リンギの負担軽減に

【シャアラム】マハティール首相は10月22日、マレー語日刊紙シナル・ハリアン主催のトークショーで、東海岸鉄道(ECRL)、クアラルンプール・シンガポール高速鉄道(HSR)、サバ横断ガスパイプラインの3件のインフラ事業を取りやめれば、政府は3,000億リンギ(約8兆1,270億円)の負債を負わなくて済むと語った。政府事業としてあまりに金がかかりすぎ、負債を返済するだけの利益が見込めないという。

 

マハティール首相は、計画実行の際、資金不足であれば、借り入れにより生じる負債を利益から返済するめどを立てるのが本来のやり方とした上で、「前政権はこの原則を守らず、返済能力を考えず巨額の負債を抱えた」と述べた。政府として国民を益さない事業をやめるという。ECRLについて「外国の企業が受注するという条件でその国から借金し、労働者、設備も外国から持ち込まれた。マレーシアの得るものは何もない」と述べた。

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