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社会

2018年10月23日

昨年の場所別犯罪発生件数、商業地区が住宅地区以上に

昨年発生した犯罪の地域別統計で、商業地区の交番(NPC)管轄区での件数が住宅地域より多かった。最多はオーチャード交番管轄区の158件。警察は、強盗、家宅侵入、かっぱらい、自動車泥棒、痴漢などみだらな行為、の5つに分類して犯罪をまとめている。

 

統計局によれば、オーチャード交番で記録された犯罪は158件。次いでマリーナ・ベイの134件、ゲイランの104件だった。犯罪学者オリビア・チョイ氏によると、商業地区では人が多数集まるため、痴漢などの犯罪が発生しやすい。

 

年齢と犯罪の関係では、16~19歳で最も犯罪率が高い。仲間の影響が理由の一つとして考えられるという。オーチャードとマリーナ・ベイは若者が多数集まる場所だ。

 

住宅地で犯罪件数が多かったのは、ブキメラ・イースト交番管轄区(89件)、センカン(72件)、ウッドランズ・ウエスト(70件)、およびクイーンズタウン(66件)。

 

チョイ氏によれば、人口が多ければ犯罪件数も自然、多くなることを考慮する必要があるという。

 

犯罪件数が少なかった地域は、パシル・リス、ブキティマ、ビシャン、セラングーン、ブキパンジャン、ポンゴル。チョイ氏によると、ポンゴルなど、住宅地として新しい、若い夫婦が多数生活する地域では犯罪率が低い。

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