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社会

2018年10月23日

シングパス本人確認、指紋か顔で認証

政府技術局は10月22日、行政サービスをオンラインで受ける際の身分証明システム「シングパス」にモバイルアプリケーションを導入した。生体認証技術を取り入れたアプリで、スマートフォンの画面で指紋か顔をスキャンすればよく、パスワードが不要になる。

 

政府が推進するスマート国家計画で重要な進展だが、利用者から「エラーメッセージが出る」など、新技術導入に付き物の不具合も報告された。

 

オブザーバーは、パスワードより安全と指摘する。パスワードは類推から見破られることがあり、また親しい友人にパスワードを教える者もいるからだ。パスワードを忘れる例も多い。

 

政府技術局のコク・ピンスーン最高責任者によれば、シングパス利用者から毎月、パスワードリセットの要請が15万件ある。シングパス利用者は330万人。

 

既存の、ユーザーネーム、パスワード、ワンタイムパスワードを入力してログインする方式も引き続き利用可能だ。

 

政府技術局はシングパス・モバイルにQRコードも組み入れる計画だ。携帯端末持ち主の名前、身分証明カード番号が登録されるため、身分証明カードの携行が不要になり、病院での手続きや、セキュリティーを施した建物への立ち入りが可能になる。

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