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国際

2018年10月23日

南シナ海の安全、大国は言葉でなく行動で誠意を=国防相

東南アジア諸国連合(ASEAN)国防相会議と、日本、米国、中国、インドなども加えた拡大ASEAN国防相会議に出席のためシンガポールを訪問したモハマド・サブ国防相は、ベルナマ通信との会見で「超大国は国際会議では常に、国際海洋法を尊重すると表明するが、実際はその逆だ」と行動で誠意を示すよう求めた。

 

南シナ海のスプラトリー(中国名・南沙)諸島周辺で9月30日、「航行の自由」作戦を展開していた米イージス駆逐艦に、中国海軍の駆逐艦が約40メートルの距離まで異常接近する出来事があった。

 

モマハド・サブ氏はこれを取り上げ、南シナ海で航行の自由が保障され、軍事化競争が行われないことが重要だと述べた。

 

拡大国防相会議は、偶発的衝突を回避するため各国軍の信頼醸成が重要だとする共同声明を発表した。

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