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経済

2018年10月10日

マレーシア、政府は上場企業に対する持ち株を削減、市場流動性を拡大

【クアラルンプール】リム・グアンエン財務相は10月9日、投資家向け会議「マレーシア:新たな夜明け」で演説し、上場企業に対する持ち株比率を削減する方針を表明した。

 

リム財務相によると、複数の政府系ファンドが株式市場で支配的地位にあるため、流動性に欠けるとの不満が投資家や実業家にあり、政府として持ち株を減らし民間セクター主導の市場にするという。政府資産を現金化することで国の負債の軽減にも役立てることができると述べた。

 

公共事業を民間に開放する官民パートナーシップ(PPP)についてリム氏は、「PPP2.0」と政府が呼ぶ新モデルを今後、適用すると表明した。以前は政府が請負業者と直接交渉する方式だったが、取引にあいまいなところがあり、汚職の余地を与えたという。

 

新方式では公有地の払い下げ、工事とも一般競争入札を採用する。

 

出典;ザ・サン、ベルナマ通信

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