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政治

2018年10月3日

閣僚報酬はボーナスを含む、シンガポール・テオ副首相がオンライン情報を否定

テオ・チーヒアン副首相は10月1日の国会で、閣僚報酬の詳細を発表した。下級閣僚は年間報酬(110万Sドル=約9,240万円)にプラスして賞与を得ている、との虚偽情報がオンライン上で流布したことから、野党労働者党の議員が賞与の詳細を質問していた。

 

テオ氏によると、賞与は110万Sドル(約9,100万円)の年俸に含まれており、報酬構造は透明で、秘密の手当は一切ないという。

 

閣僚報酬は、固定給(いわゆる13カ月目の給与を含む)と賞与、変動賃金で構成しており、2013年から17年の実績で見ると、成果賞与が月額賃金の4.3カ月分、ナショナル賞与が4.1カ月分、変動賃金が1.3カ月分だった。

 

ナショナル賞与は、経済指標が目標をどの程度達成できたかに応じ支給される賞与で、国民の所得増加率、経済成長率など4指標が使われている。

 

オンラインでは、首相の年俸(220万Sドル=1億8,480万円)に賞与は含まれず、賞与を加えると450万Sドルになる、との虚偽情報が流れた。

 

テオ氏は「閣僚報酬は話題として取り上げるのに慎重な配慮が必要だ。感情が絡む問題であり、誤解が意図的に流布されることもある。政治色を加えられやすい」と述べた。

 

閣僚の基本給は、シンガポール市民のうち所得上位1,000人の給与中央値の60%に設定されている。

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