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国際

2018年10月3日

マハティール首相が国連総会で演説、常任理事会改革を要請

【クアラルンプール】マハティール・モハマド首相は9月29日、ニューヨークで開催中の国連総会で15年ぶりに一般討論演説を行い、マレーシアにおける新政権の誕生、世界が経済、社会、政治的に混乱状態にあり、15年前と変わらず、大国が小国を意のままにしていること、特に政治面の混乱が深刻でテロの脅威がなくならないことなどを取り上げた。

 

テロを根絶するには根本原因の解決が必要で、パレスチナの土地をイスラエルが奪ったことが根源だと訴えた。その上で、パレスチナ人が生地に戻れるようにし、パレスチナ国家を認めるのが解決策になると主張した。

 

マハティール氏は安保理事会で常任理事の5カ国が「70年数前の勝利を根拠に、いつまで世界を脅して譲歩を他国に求めることは認められない。安保理の民主化を拒否しながら他国に民主主義や政体変更を説くべではない」と指摘。拒否権は1国ではなく、2国の行使と、3非常任理事国の支持で成立するべきと訴えた。

 

出典;ニュー・ストレーツ・タイムズ、ザ・スター

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