シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPシンガポール、コピティアム全店、労組系NTUCエンタープライズが...

経済

2018年9月24日

シンガポール、コピティアム全店、労組系NTUCエンタープライズが買収

NTUC(全国労働組合会議)の社会事業部門、NTUCエンタープライズは、コーヒーショップ、フードコート、ホーカーセンターを運営するコピティアムを買収すると発表した。買収額は非公表。

 

買収物件は、コピティアム・インベストメントおよび子会社が運営する80施設(フードコート56カ所、コーヒーショップ21店、ホーカーセンター3カ所)と2つのセントラルキッチン。施設にはラッフルズ・キーのラオパサ・フェスティバルマーケットが含まれる。

 

これらの施設では1,000余りの店が営業しており、1日平均35万食を提供している。

 

NTUCエンタープライズの子会社、NTUCフードフェアはフードコート14カ所、コーヒーショップ10店、ホーカーセンター9カ所を運営している。

 

買収成立後もコピティアムとNTUCフードフェアは別の事業体として存続し、経営陣も変わらないが、最新技術の導入など相乗効果を図るという。コピティアム、NTUCフードフェアとも、手頃な価格での食事の提供がモットー。

 

コピティアムは1988年、リム・ビーホワット氏が創業した。翌年、公営団地のコーヒーショップを210万Sドル(約1億7,300万円)という破格の価格で買い取り、「クレージー」と揶揄されたこともある。

 

その後もコーヒーショップ買収を進め事業を拡大。95年には、客足が落ちていたラオパサ(オールドマーケットの意味)を800万Sドル(約6億6,000万円)で買収。再び注目を集めた。400万Sドルかけた改装後、96年に24時間営業のフードセンターとして再出発、再び活況を呈するようになった。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPシンガポール、コピティアム全店、労組系NTUCエンタープライズが...