シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPシンガポール未明の停電事故、クレメンティ、ジュロンなど15万の顧...

社会

2018年9月19日

シンガポール未明の停電事故、クレメンティ、ジュロンなど15万の顧客に影響

シンガポールで14年ぶりという大規模停電事故が9月18日午前1時18分、発生した。38分後に復旧するという迅速な対応ぶりだったが、クレメンティ、ジュロン、パンダン・ループ、ゲイラン、マウントバッテン、イースト・コースト、トムソン、ウッドランズなど19地域の顧客14万6,797者(商業施設を含む)が影響を受け、交通信号も消えた。

 

送電線を管理するSPグループによると、1時56分に復旧したが、一部の建物では内部ネットワークのリセットが必要なため、停電時間が長引いた。

 

ン・テンフォン病院とジュロン・コミュニティー病院ではバックアップ電力を起動し対処。患者への影響はなかったという。

 

送電網には7社が電力を供給しているが、2社からの供給が不足したのが停電の原因だ。アンモキオの公営団地に住む男性は「照明が消え、扇風機が止まった。近隣を見ると暗闇だった」と語った。

 

前回、深刻な停電事故があったのは2004年6月で、インドネシアからの天然ガスの供給途絶が理由。チャンギ、ジュロン、マリーナ・センター、クレメンティなど広範囲で2時間にわたり停電し、30万世帯が影響を受けた。

 

シンガポールで電力供給の途絶は顧客1人あたり年間1分以内と少ない。東京は4分、ニューヨークは20分。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPシンガポール未明の停電事故、クレメンティ、ジュロンなど15万の顧...